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『介護保険』 福祉用具が未来を変える 特殊寝台付属品編

おはようございます。ブーちゃんです。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

 

 

介護って聞いて皆さんどんなイメージがありますか?

 

あまり良いイメージがない人が多いかもしれないですよね!!

 

ニュースでは、少子高齢化・老後2000万問題・認知症老老介護・ヤングケアラー・人手不足 などなど、世間を賑わせている話題も多いです。

 

そんな話題を耳にしていたら、心が悲鳴をあげて良いイメージが持てないのも無理はありません。

 

皆さんそうですが、介護が必要な状態になりたくてなる人はいないですし、皆さん元気でいたいと思うことが自然なことです。

 

ただ突然、介護状態になる、もしくは介護者になる人も多いのも事実です。

 

介護をされる人も、する人もちょっとの知識で気持ちの余裕が変わっていきます。

 

そんなちょっとの準備をして、自分の未来を創っていきましょう!!

 

今回は介護生活を明るくできる可能性がある『福祉用具』についてです。

 

僕は介護に一番必要なサービスは何?と聞かれると、『福祉用具』と回答します。

 

介護状態になり出来ないことが増えていく中でも、自分でできた時に自信に繋がらり元気を取り戻せる可能性が高いと考えています。

 

福祉用具の活用により、自宅生活での未来が変わると言っても過言ではないと思っています。

 

是非『福祉用具』を活用して、笑顔のある生活を取り戻してください!!

 

 

福祉用具とは

 

福祉用具は、介護を必要とする方が自分できる手助けや、介護する方の負担を軽減する目的で使用されます。

 

福祉用具は各メーカが参入していおり、年々新しいものが出来ています。

 

最先端な商品やAIが搭載された商品、軽量化された商品など数えきれないほどの商品が開発されています。

 

介護保険適応の福祉用具には

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

があります。

 

今回は①のレンタルで使用する内容についてです。

 

福祉用具の料金

 

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

福祉用具レンタルは負担割合によって変わりますが原則は一割負担です。

 

 

負担割合 1割

 

車椅子  5000円

特殊寝台 13000円

手すり  7000円

 

合計   合計25000円  

 

自己負担1割 2500円   介護保険給付 9割

 

 

 

福祉用具レンタルは 平成30年10月~商品ごとに全国平均価格の上限を設けています。

 

そのため、どこの福祉用具事業所でレンタルしても、大きく貸与価格が変わることはなくなりました。

 

上限がない時期は、価格が3倍以上違う事業所もありました。

 

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

専門用語で『特定福祉用具』といいます。

 

特定福祉用具は負担割合によって変わりますが年間10万円まで一割負担で購入できます。

(年間:4月~3月 購入日ではなく申請日)

 

購入できる商品は限定されています。

  1. 腰掛け便座(ポータブルトイレなど)
  2. 自動排泄処理装置の交換可能部分
  3. 入浴補助用具(お風呂の椅子、手すりなど)
  4. 簡易浴槽(工事を伴わない浴槽)
  5. 移動用リフトの吊り具(移動用リフトはレンタル)
  6. 排泄予測支援機器(令和4年~追加になります)

 

 

負担割合 1割

 

ポータブルトイレ 60000円

浴室手すり    25000円

浴室椅子     30000円

 

合計       115000円

 

自己負担  25000円    介護保険給付 90000円

(内訳)

介護保険分 10000円

介護保険外 15000円

 

 

介護保険で上限が10万円と定められているため、10万円を超えた部分に関しては全額自己負担になります。

 

 

 

 

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

別名で『住宅改修』といいます。

 

住宅改修は負担割合によって変わりますが20万円まで一割負担で工事できます。

 

特定福祉用具購入と違い、年間ではありません。

生涯で一回のみ利用可能です。 

 

ただし20万円の枠が戻る『例外』が2つあります。

 

①介護区分が3段階以上、上がった場合

(例) 要支援1 → 要介護3

※要支援2は要支援2は要介護1と同様に要介護4で3段階になります。

(例) 要介護1 → 要介護4

 

②住民票上の住所が変わった場合

住む場所が変わった場合でも、住民票上の住所に変更がなければ、再度、介護保険の住宅改修を利用して工事は出来ません。

 

手すり工事   150000円

段差解消工事  100000円

 

合計      250000円

 

 

自己負担  70000円    介護保険給付 180000円

(内訳)

介護保険分 20000円

介護保険外 50000円

 

 

 

 

◇レンタル対象の福祉用具

 

 

 

福祉用具活用例(特殊寝台付属品)

特殊寝台付属品とは

 

特殊寝台付属品は、一般的には『介護ベッドの付属品する商品の総称』です。

サイドレール・マットレス・手すり・テーブルなどがあります。

 

特殊寝台を利用(レンタルでも、自己所有でもOK)していないと介護保険を利用して借りることはできません。

 

サイドレール

 

ベッドから転落の防止や寝具が落ちないように設ける柵です。

 

 

ベッドのオプション穴に取り付けて設置します。

サイズに種類があり、長さ、高さの違うのもの等あります。

 

メーカーが違うサイドレールは原則は利用できません。

サイドレールの受けの部分の形状が違うためです。

 

上記のような、サイドレールに就けるカバーがあります。

 

認知症等により、柵でケガをされたりする危険性があるなど転落とケガ両方の必要性がある場合に利用します。

 

 

 

テーブル

 

食事や趣味活動等でベッド周りで利用することができるテーブルです。

種類も豊富にあるため、自分に合ったタイプを選んでいきましょう。

 

 

〇サイドテーブル

 

ベッドの下に入れて利用することがいいです。

ベッド上で身体を起こして利用します。

キャスターがついているタイプが多いため、ベッド周りでは利用しやすいです。

 

 

 



 

 

〇リハビリテーブル

 

両方にフレームがありため、ベッドの下に入れることはできませんが安定感があります。

ベッドに座って利用するテーブルです。

 

〇オーバーテーブル

 

ベッドの柵を支えにして設置するテーブルです。

軽量ですが、設置が自分では難しいことがおおです。

 

 

 

 

〇オーバーベッドテーブル

 

病院等でも良く利用されていることが多いテーブルです。

ベッドを覆うように利用できるタイプです。

介助バー

介助バー

起き上がりや立ち上がり、車椅子への移乗動作の補助を目的とした、ベッドに取り付けられる手すりです。

 

ベッドに設置できる手すりなので体重をかけても安心できます。

手すりの部分がスイングできるタイプが多いです。

そのことにより、立ち上がるをサポートしてくれます。

 

似ているもので『サイドレール』があります。 サイドレールは身体、寝具の転落の防止のために利用する商品であるため、手すりとしての利用は適していません。

 

 

移乗用ボード

お尻の下にボードを差し込み、すべるように移乗 座位姿勢のまま移乗。

本人・介護者の負担を軽減しながら、車椅子等に移動するものです。

 

使用するのに、少し難しく感じることがあるため練習が必要かもしれません。

最初からスムーズに使用できる人は多ないです。

 

 

 

移乗ベルト

ご利用者・介助者の腰に巻くことで、ベッドから車いすなどへの移乗動作を補助して、介助者の負担を軽減します。

 

持ちてが出来ることで、介助がスムーズにできる可能性が高いです。

歩行時に利用することもできます。

 

ベッドの上に敷いて使用するもので、一般的には、体の沈み込みによる寝返りや起き上がりのしにくさを避けるため、弾性を硬めにした製品が多くなります。

マットレスの素材は様々なものがあり、厚みや硬さも製品によって様々です

 

種類が豊富にあるため、自分にあったマットレスを選ぶといいですね。

レンタル商品は、寝心地を確かめながら利用できると思います。

 

 

 

実際の事例を2つ紹介いたします。

参考になれば幸いです。

事例1

 

男性Aさん70代 妻と二人暮らし

 

男性Aさんは車椅子で生活されてます。

車椅子の移乗は妻が介助されています。

 

妻に負担をかけたくないAさん、なんとか自分で車椅子に移動できないか模索中。

 

介助バーや捕まるところを増やしても、車椅子に移乗することが難しいAさん。

 

『移乗用ボード』を利用してみることになりました。

 

移乗ボードを利用してみたが、活用が上手にできません。

 

移乗用ボードは滑る感じと背の支えがないため恐怖を感じることが多いです。

 

そのため、練習を兼ねて訪問リハビリを利用。

 

リハビリを頑張ったAさん。

 

3か月後には、ボードを上手に活用できるようになり、

自分で車椅子⇒ベッド⇒車椅子と移乗ボードを利用できるようになりました。

 

活用が上手になったAさん、ベッドだけではなく、リビングのソファーやトイレにも自分で移乗できるのではないかと模索中です。

 

すぐに使えるものばかりではなく、練習が必要な商品もあります。

使えるようになると、活動範囲が広がり応用が利くようになります。

自分で試してみて、福祉用具を活用してみましょう。

 

 

事例2

 

女性Bさん80代 息子Bと二人暮らし。

 

Aさんは主はベッド上で一日の大半がベッドで過ごします。

電動ベッドの付属品として、サイドレール・介助バーを利用されておりました。

ベッドでいつも寝ているAさん、暇があれば寝て過ごしています。

息子Bさんも、少しは寝ていないで何か違うことをして欲しいと思って伝えますが『ベッドから動けないから特にすることが無い』と返答される日々です。

 

息子Bとしてもベッド上で、できることがないかを模索していたところ、母の趣味はパズルだと思い出しました。

 

息子Bは、サイドテーブルをレンタルし、プレゼントとしてディズニーのパズルを母にプレゼントしました。

 

数日経過しても、母Aは自分で手を動かすことはしません。

 

息子Bは、一緒にパズルをやってみることにしてみました。

 

最初は面倒そうな母Aでしたが、パズルを作ってみると楽しくなり積極的にやるようになりました。

 

その後は自らパズルを買ってきてもらうように息子Bにお願いし趣味活動ができるようなりました。

 

テーブルは食事のみで利用されている人が多いのが事実です。

 

趣味の活動ができるようになったら、一日の中で楽しみを持つことが出来ます。

する前は面倒で仕方ないですが、やっていくうちに楽しくなることもあります。

テーブルを有効活用してみましょう。

 

 

 

まとめ

いかかでしたか?

 

特殊寝台だけでも、自分に合った商品を選ぶだけで状況が大きく変わる可能性があります。

 

全部は無理でも一つの変化が良い方向に進む可能性がありますので参考にしていただければ幸いです。

 

ちなみに僕は介護で大切なことは何?と聞かれたら

ずばり・・・『満点を目指さないこと』と『信頼関係』だと思っています。

 

満点を目指すと、何か新しいものを受け入れることが難しくなります。

 

介護生活は毎日様子が変わることが普通です。出来ていたことが出来なくなるのも普通に起こることです。

 

出来ないところではなくて『出来ることを観ていきましょう』

 

出来ることを観ると言っても、自分では限界があります。

 

そのため、家族や知人で信頼できる人を見つけておきましょう

 

そして信頼関係を築いておきましょう。

 

ただ『信頼関係』を築くには相手を信用する必要があります。

 

裏切られたりすることもありますが、信用してみないと何も始まりません。

 

信用して、相談してみて実行してみると『何かが変わる』

 

何かは分かりませんが、良い方向に変わる可能性が多いと思います。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

また次回お会いしましょう!