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目指せ!100歳 自由に生きる

『介護体験』 福祉用具が未来を変える 歩行器編!!

おはようございます。ブーちゃんです。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

 

 

介護って聞いて皆さんどんなイメージがありますか?

 

あまり良いイメージがない人が多いかもしれないですよね!!

 

ニュースでは、少子高齢化・老後2000万問題・認知症老老介護・ヤングケアラー・人手不足 などなど、世間を賑わせている話題も多いです。

 

そんな話題を耳にしていたら、心が悲鳴をあげて良いイメージが持てないのも無理はありません。

 

皆さんそうですが、介護が必要な状態になりたくてなる人はいないですし、皆さん元気でいたいと思うことが自然なことです。

 

ただ突然、介護状態になる、もしくは介護者になる人も多いのも事実です。

 

介護をされる人も、する人もちょっとの知識で気持ちの余裕が変わっていきます。

 

そんなちょっとの準備をして、自分の未来を創っていきましょう!!

 

今回は介護生活を明るくできる可能性がある『福祉用具』についてです。

 

僕は介護に一番必要なサービスは何?と聞かれると、『福祉用具』と回答します。

 

介護状態になり出来ないことが増えていく中でも、自分でできた時に自信に繋がらり元気を取り戻せる可能性が高いと考えています。

 

福祉用具の活用により、自宅生活での未来が変わると言っても過言ではないと思っています。

 

是非『福祉用具』を活用して、笑顔のある生活を取り戻してください!!

 

 

福祉用具とは

 

福祉用具は、介護を必要とする方が自分できる手助けや、介護する方の負担を軽減する目的で使用されます。

 

福祉用具は各メーカが参入していおり、年々新しいものが出来ています。

 

最先端な商品やAIが搭載された商品、軽量化された商品など数えきれないほどの商品が開発されています。

 

介護保険適応の福祉用具には

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

があります。

 

今回は①のレンタルで使用する内容についてです。

 

 

福祉用具の料金

 

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

福祉用具レンタルは負担割合によって変わりますが原則は一割負担です。

 

 

負担割合 1割

 

車椅子  5000円

特殊寝台 13000円

手すり  7000円

 

合計   合計25000円  

 

自己負担1割 2500円   介護保険給付 9割

 

 

 

福祉用具レンタルは 平成30年10月~商品ごとに全国平均価格の上限を設けています。

 

そのため、どこの福祉用具事業所でレンタルしても、大きく貸与価格が変わることはなくなりました。

 

上限がない時期は、価格が3倍以上違う事業所もありました。

 

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

専門用語で『特定福祉用具』といいます。

 

特定福祉用具は負担割合によって変わりますが年間10万円まで一割負担で購入できます。

(年間:4月~3月 購入日ではなく申請日)

 

購入できる商品は限定されています。

  1. 腰掛け便座(ポータブルトイレなど)
  2. 自動排泄処理装置の交換可能部分
  3. 入浴補助用具(お風呂の椅子、手すりなど)
  4. 簡易浴槽(工事を伴わない浴槽)
  5. 移動用リフトの吊り具(移動用リフトはレンタル)
  6. 排泄予測支援機器(令和4年~追加になります)

 

 

負担割合 1割

 

ポータブルトイレ 60000円

浴室手すり    25000円

浴室椅子     30000円

 

合計       115000円

 

自己負担  25000円    介護保険給付 90000円

(内訳)

介護保険分 10000円

介護保険外 15000円

 

 

介護保険で上限が10万円と定められているため、10万円を超えた部分に関しては全額自己負担になります。

 

 

 

 

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

別名で『住宅改修』といいます。

 

住宅改修は負担割合によって変わりますが20万円まで一割負担で工事できます。

 

特定福祉用具購入と違い、年間ではありません。

生涯で一回のみ利用可能です。 

 

ただし20万円の枠が戻る『例外』が2つあります。

 

①介護区分が3段階以上、上がった場合

(例) 要支援1 → 要介護3

※要支援2は要支援2は要介護1と同様に要介護4で3段階になります。

(例) 要介護1 → 要介護4

 

②住民票上の住所が変わった場合

住む場所が変わった場合でも、住民票上の住所に変更がなければ、再度、介護保険の住宅改修を利用して工事は出来ません。

 

手すり工事   150000円

段差解消工事  100000円

 

合計      250000円

 

 

自己負担  70000円    介護保険給付 180000円

(内訳)

介護保険分 20000円

介護保険外 50000円

 

 

 

 

 

 

◇レンタル対象の福祉用具

 

 

 

福祉用具活用例(歩行器)

 

歩行器とは

足腰の筋力が低下している高齢者が安全に移動できるようにサポートする福祉用具です。

 歩行器は体を囲むような作りになっていて、数本の足でバランス良く体を支えられるのが特徴です。 上半身を歩行器に預けて転倒を防ぎ、足腰にかかる負担を減らしながら歩くことができます。

 

簡単にいうと、歩行を安心してできるように設計された商品です。

 

歩行器とシルバーカーの違い

 

歩行器と似ているもので、シルバーカーというものがあります。

 

歩行器は『介護保険』が適応になるのに対して、シルバーカーは対象になりません。

 

一番の違いは、自立歩行が可能かどうかです。

 

 

自立歩行が可能ならシルバーカーなんていらないんじゃないの?

と思いますが、長距離の移動、荷物を持っての移動が大変な方も多いため必要と感じられます。

 

自立歩行が可能ならシルバーカー、不安定なら歩行器で最初は選んでも良いと思います。

 

女性はシルバーカーの方が見た目が良く選ぶ楽しさがあると思います。

 

上記の内容をまとめた図が下記の内容になります。

 

 

 

 

◇歩行器 

 

介護保険のレンタルが可能です。

 

〇身体の前と左右を囲む取ってがある。

〇体重を支えながら歩くことができる。

 



 



 

 

 


◇シルバーカー

 

介護保険を利用してレンタル出来たいため、購入することになります。

〇自立歩行が可能な方向け

〇荷物の運搬や休憩を目的に設計されています。

 

軽量のため、バスに乗ることもできます。

良くホームセンターで見かけることがあります。

 

 

 

 



 

 

 

身体状況に合わせた歩行器の選び方

 

手すりや歩行器に体重をあずければ歩くことができる 固定型歩行器
入院中などで体力が低下したので歩行訓練を始めたい サークル型歩行器
歩きが不安定であるが屋外で利用したい 四輪歩行車
パーキンソン病などスピードをコントロールしたい 自動抑制ブレーキ付きの四輪歩行車

 

用途からの選び方

 

屋内で使いたい 固定型歩行器
歩行車
病院や施設などの広い環境で使いたい サークル型歩行者
屋外でも使いたい 歩行車、シルバーカー
食器や食事などの荷物を運びたい トレイ付きの四輪歩行車
坂道のある環境でも安全に歩きたい 電動アシスト付きの四輪歩行車

 

 

固定型歩行器

〇両手で持ち上げて前方に運んで使います

 

 

サークル型歩行者

〇腕や肘を乗せ、体重をかけて使うことができます。

 

 

 

四輪歩行車

〇四輪とブレーキが付いて幅も広く、体重をかけて使うことができます。腰かけることもできます。

 

 




自動抑制ブレーキ付きの四輪歩行車

後輪に速度調整ができる機能がついています。

 

 

詳細は下記を参照

https://www.hukusi-orosi.jp/fs/hukusi/silvercar-s31-022

 

トレイ付きの四輪歩行車

〇トレーにものを載せて歩ける室内専用の歩行車です。

 

 

 

電動アシスト付きの四輪歩行車

〇危険を察知して自動ブレーキ、平地、上り坂、下り坂、傾斜でも安全に歩行できます。

 



 

 

実際の事例を2つ紹介いたします。

参考になれば幸いです。

事例1

 

男性Aさん 80代 妻と二人暮らし

 

男性Aさんはパーキンソン病です。

 

足を出すのがうまくいきません。

 

室内を歩く時、特に曲がるときに転んでしまうことが多々あります。

 

転ぶことを心配した妻、いつも移動する時はついて歩きます。

 

少しの間なら、ついて廻ることも可能ですが、いつまで続くか分からない介護生活、精神的にもキツイ状況です。

 

そんな中、訪問リハビリの先生がサービスに入ることになりました。

 

リハビリの先生とAさん、妻と相談して(固定型歩行器)のキャスター付きを試してみることになりました。

 

Aさんの頑張りもあり、3か月後には妻につかまらず、歩行器で室内を移動できるようになり妻の負担が少なくなり、二人の生活にゆとりが出来ました。

 

歩行器を利用する時に自分の身体状況に合う物を選ぶことが重要になります。

リハビリ専門の人と相談してみるのも一つの方法ですよ。

 

 

 体重を預けたら、ブレーキがかかります。

逆に体重を預けなければキャスターで移動できます。

固定型とい違い、持ち上げなくても移動できます。

 

 

 

 

事例2

 

女性Bさん80代  独居

 

Bさんは肺の病気があります。

Bさんは外に行くことが好きでしたが、呼吸が苦しくなるために在宅酸素が必要で外に行くことが怖くなっていました。

 

 酸素をもって歩くことを大変に感じるBさん、それでも外にお出かけしたい想いはあります。

 

ディサービスに通われていたBさん、職員さんから酸素を入れて歩くことができる歩行器を教えてもらいました。

 

 



早速、使ってみたBさん。

 

酸素をバッグに入れることが出来るため、両手で歩行器を持ち移動が安定して外出を楽しむことが出来るようになりました。

 

利用してから数日で、笑顔が増えディサービスや家族に『今日はどこに行ってきた』と話すようになりました。

 

少しの変化で人は笑顔を取り戻せます。

 

笑顔のある生活がいつまでも続くといいですよね。

 

 

 

 

 

まとめ

いかかでしたか?

 

歩行器だけでも、自分に合った商品を選ぶだけで状況が大きく変わる可能性があります。

 

全部は無理でも一つの変化が良い方向に進む可能性がありますので参考にしていただければ幸いです。

 

ちなみに僕は介護で大切なことは何?と聞かれたら

ずばり・・・『満点を目指さないこと』と『信頼関係』だと思っています。

 

満点を目指すと、何か新しいものを受け入れることが難しくなります。

 

介護生活は毎日様子が変わることが普通です。出来ていたことが出来なくなるのも普通に起こることです。

 

出来ないところではなくて『出来ることを観ていきましょう』

 

出来ることを観ると言っても、自分では限界があります。

 

そのため、家族や知人で信頼できる人を見つけておきましょう

 

そして信頼関係を築いておきましょう。

 

ただ『信頼関係』を築くには相手を信用する必要があります。

 

裏切られたりすることもありますが、信用してみないと何も始まりません。

 

信用して、相談してみて実行してみると『何かが変わる』

 

何かは分かりませんが、良い方向に変わる可能性が多いと思います。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

また次回お会いしましょう!

『介護体験』 福祉用具が未来を変える 手すり編

おはようございます。ブーちゃんです。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

 

 

介護って聞いて皆さんどんなイメージがありますか?

 

あまり良いイメージがない人が多いかもしれないですよね!!

 

ニュースでは、少子高齢化・老後2000万問題・認知症老老介護・ヤングケアラー・人手不足 などなど、世間を賑わせている話題も多いです。

 

そんな話題を耳にしていたら、心が悲鳴をあげて良いイメージが持てないのも無理はありません。

 

皆さんそうですが、介護が必要な状態になりたくてなる人はいないですし、皆さん元気でいたいと思うことが自然なことです。

 

ただ突然、介護状態になる、もしくは介護者になる人も多いのも事実です。

 

介護をされる人も、する人もちょっとの知識で気持ちの余裕が変わっていきます。

 

そんなちょっとの準備をして、自分の未来を創っていきましょう!!

 

今回は介護生活を明るくできる可能性がある『福祉用具』についてです。

 

僕は介護に一番必要なサービスは何?と聞かれると、『福祉用具』と回答します。

 

介護状態になり出来ないことが増えていく中でも、自分でできた時に自信に繋がらり元気を取り戻せる可能性が高いと考えています。

 

福祉用具の活用により、自宅生活での未来が変わると言っても過言ではないと思っています。

 

是非『福祉用具』を活用して、笑顔のある生活を取り戻してください!!

 

 

福祉用具とは

 

福祉用具は、介護を必要とする方が自分できる手助けや、介護する方の負担を軽減する目的で使用されます。

 

福祉用具は各メーカが参入していおり、年々新しいものが出来ています。

 

最先端な商品やAIが搭載された商品、軽量化された商品など数えきれないほどの商品が開発されています。

 

介護保険適応の福祉用具には

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

があります。

 

今回は①のレンタルで使用する内容についてです。

 

 

福祉用具の料金

 

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

福祉用具レンタルは負担割合によって変わりますが原則は一割負担です。

 

 

負担割合 1割

 

車椅子  5000円

特殊寝台 13000円

手すり  7000円

 

合計   合計25000円  

 

自己負担1割 2500円   介護保険給付 9割

 

 

 

福祉用具レンタルは 平成30年10月~商品ごとに全国平均価格の上限を設けています。

 

そのため、どこの福祉用具事業所でレンタルしても、大きく貸与価格が変わることはなくなりました。

 

上限がない時期は、価格が3倍以上違う事業所もありました。

 

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

専門用語で『特定福祉用具』といいます。

 

特定福祉用具は負担割合によって変わりますが年間10万円まで一割負担で購入できます。

(年間:4月~3月 購入日ではなく申請日)

 

購入できる商品は限定されています。

  1. 腰掛け便座(ポータブルトイレなど)
  2. 自動排泄処理装置の交換可能部分
  3. 入浴補助用具(お風呂の椅子、手すりなど)
  4. 簡易浴槽(工事を伴わない浴槽)
  5. 移動用リフトの吊り具(移動用リフトはレンタル)
  6. 排泄予測支援機器(令和4年~追加になります)

 

 

負担割合 1割

 

ポータブルトイレ 60000円

浴室手すり    25000円

浴室椅子     30000円

 

合計       115000円

 

自己負担  25000円    介護保険給付 90000円

(内訳)

介護保険分 10000円

介護保険外 15000円

 

 

介護保険で上限が10万円と定められているため、10万円を超えた部分に関しては全額自己負担になります。

 

 

 

 

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

別名で『住宅改修』といいます。

 

住宅改修は負担割合によって変わりますが20万円まで一割負担で工事できます。

 

特定福祉用具購入と違い、年間ではありません。

生涯で一回のみ利用可能です。 

 

ただし20万円の枠が戻る『例外』が2つあります。

 

①介護区分が3段階以上、上がった場合

(例) 要支援1 → 要介護3

※要支援2は要支援2は要介護1と同様に要介護4で3段階になります。

(例) 要介護1 → 要介護4

 

②住民票上の住所が変わった場合

住む場所が変わった場合でも、住民票上の住所に変更がなければ、再度、介護保険の住宅改修を利用して工事は出来ません。

 

手すり工事   150000円

段差解消工事  100000円

 

合計      250000円

 

 

自己負担  70000円    介護保険給付 180000円

(内訳)

介護保険分 20000円

介護保険外 50000円

 

 

 

 

 

 

◇レンタル対象の福祉用具

 

 

 

福祉用具活用例(手すり)

 

手すりとは

歩行あるいは動作を行うにあたり、手で身体を支えるものです。

貸与の対象となる「手すり」とは、工事を伴わないで使用することによって、身体を支えることができ、それにより転倒防止や移動、あるいは車いすへの移乗を助けるものです。

 

 

手すりの種類

手すりの種類は豊富なため、一部のみ紹介

 

〇ベッドで使用する手すり

 

・矢崎化工 たちあっぷ CKA-02

 

ベッドにの下に銀色盤が入ります

重量もあるため、安定感があります。

 

 

 

・山崎産業 楽起 介助バー型

 

上記とメーカー違い、L字のバーがスイングします。

 



〇トイレで使用する手すり

 

パナソニック 洋式トイレ用スライド手すり

ひじ掛け部分がスライドするため、ひじ掛けが妨げになりません。

 



・モルテン ルーツ スモールタイプ

片手手すりです。

上記はトイレに固定しますが、こちらは置き型の手すり。

 

固定手すりは安定していいですが、掃除が大変です。

置き型であれば移動できます。

 



 

〇居間、トイレ、寝室、階段、玄関とどこでも利用できる

 

組み換えが自由で自分の好きな場所に設置できる手すり

 

・ホクメイ  ベストポジションバー

 

 



 

・モルテン バディー

 

上記の商品よりも細くできています。

 



 


〇玄関、屋外手すり

 

 

パナソニック 歩行サポート手すり スムーディ

工事が不要で屋外に手すりを設置できます。

 

 

 

・矢崎化工 あがりかまち用たちあっぷ

 

玄関に手すりを設置できます。

片手、両手とも選べます。

 

 



数が豊富にありますので、ごく一部のみ紹介いたしました。

福祉用具の事業所で扱っている商品も違います。

また、メーカー違いで似た商品が豊富にありますので、自分にあった商品を探してみて下さいね。

 

 

 

 

 

 

実際の事例を2つ紹介いたします。

参考になれば幸いです。

事例1

 

男性Aさん80代 妻と二人暮ら

 

ベッドは使わず、床に布団を敷いているBさん。

 

ベッドは誰が何と言おうと嫌。

 

ただ、床からの起き上がりが大変になり、毎朝起きる時には妻が身体を支え起こしています。

 

最初は良かったのですが時間の経過に伴い、腰の痛みが強くなってきました。

 

何度も、Aさんにベッドを使ってほしいと伝えても頑固拒否。

 

ベッドのことしか頭になかった妻ですが、手すりを使てみることになりました。

 

ただ、Aさん移動できるタイプ以外は使用したいくない意向。

 

そんなAさんが使用していった手すりが下記の商品です。

 

商品名 モルテン バディーⅡ(床用)

 

https://www.molten.co.jp/health/support/manual/files/discontinued/shien/1/manual_buddy2.pd

 

 黒い部分が布団の下に入り手すりの部分だけが布団横にでるイメージです。

 

手すりにも最初は抵抗があったAさんでしたが、徐々になれていき自分なりに置き場所を決め、床からの起き上がりができるようになりました。

 

妻の負担も少なくなり自宅生活を継続できていました。

 

 

拒否が強い人もいますし、過去の習慣を大切にされている方もいます。

方法は沢山あると思いますが、理屈ではなく、その人が満足する方法が一番です。

人によって解決策は変わると思いますので色々と試してみましょう。 

 

事例2

 

女性Bさん80代 独居 全盲

 

一人暮らしのBさん、全盲で自宅内は家具につかまり移動していました。

 

歩行が大変になってきたBさん、家具につかまるだけでは、不安定となり、トイレまで行くことが出来なくなりました。

 

遠方にするむ家族としては、一人暮らしが心配で仕方ありません。

 

食事、お風呂等の身の回りは、ヘルパーさんが来てくれてるため不安なく生活できています。

 

トイレは一日に6~10回行くため、都度誰かに来てもらうとの現実的ではありません。

 

施設もやむを得ないと考える家族と、施設は嫌だというBさん。

 

ポータブルトイレ若しくはトイレまでの動線の確保どちらにするかという話になりました。

 

ただ、全盲のため慣れていないポータブルトイレを使うことに抵抗のあるBさん。

 

慣れている、自宅トイレでの利用を希望されます。

 

その際、利用した手すりは、モルテンのバディーです。

商品詳細は下記参照

https://www.molten.co.jp/health/products/support/buddy/

 

連続して手すりを設置し、手の感触にあわせて滑り止めを設置し感覚で移動できるように固定。

 

イメージ図

 

 

 手を放さず、手すりのまま移動することにより、トイレまで行けるようになりました。

 

最初は、手すりに頭をぶつけたり、足をぶつけたりすることもありましたが、徐々になれ1か月後には、スムーズに移動できるようになっていました。

 

 介護状態+全盲でも自宅で生活できる可能性は十分にあります。

 

 

 

 

まとめ

いかかでしたか?

 

床ずれ防止用具だけでも、自分に合った商品を選ぶだけで状況が大きく変わる可能性があります。

 

全部は無理でも一つの変化が良い方向に進む可能性がありますので参考にしていただければ幸いです。

 

ちなみに僕は介護で大切なことは何?と聞かれたら

ずばり・・・『満点を目指さないこと』と『信頼関係』だと思っています。

 

満点を目指すと、何か新しいものを受け入れることが難しくなります。

 

介護生活は毎日様子が変わることが普通です。出来ていたことが出来なくなるのも普通に起こることです。

 

出来ないところではなくて『出来ることを観ていきましょう』

 

出来ることを観ると言っても、自分では限界があります。

 

そのため、家族や知人で信頼できる人を見つけておきましょう

 

そして信頼関係を築いておきましょう。

 

ただ『信頼関係』を築くには相手を信用する必要があります。

 

裏切られたりすることもありますが、信用してみないと何も始まりません。

 

信用して、相談してみて実行してみると『何かが変わる』

 

何かは分かりませんが、良い方向に変わる可能性が多いと思います。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

また次回お会いしましょう!

『介護体験』 福祉用具が未来を変える 体位変換編

おはようございます。ブーちゃんです。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

 

 

介護って聞いて皆さんどんなイメージがありますか?

 

あまり良いイメージがない人が多いかもしれないですよね!!

 

ニュースでは、少子高齢化・老後2000万問題・認知症老老介護・ヤングケアラー・人手不足 などなど、世間を賑わせている話題も多いです。

 

そんな話題を耳にしていたら、心が悲鳴をあげて良いイメージが持てないのも無理はありません。

 

皆さんそうですが、介護が必要な状態になりたくてなる人はいないですし、皆さん元気でいたいと思うことが自然なことです。

 

ただ突然、介護状態になる、もしくは介護者になる人も多いのも事実です。

 

介護をされる人も、する人もちょっとの知識で気持ちの余裕が変わっていきます。

 

そんなちょっとの準備をして、自分の未来を創っていきましょう!!

 

今回は介護生活を明るくできる可能性がある『福祉用具』についてです。

 

僕は介護に一番必要なサービスは何?と聞かれると、『福祉用具』と回答します。

 

介護状態になり出来ないことが増えていく中でも、自分でできた時に自信に繋がらり元気を取り戻せる可能性が高いと考えています。

 

福祉用具の活用により、自宅生活での未来が変わると言っても過言ではないと思っています。

 

是非『福祉用具』を活用して、笑顔のある生活を取り戻してください!!

 

 

福祉用具とは

 

福祉用具は、介護を必要とする方が自分できる手助けや、介護する方の負担を軽減する目的で使用されます。

 

福祉用具は各メーカが参入していおり、年々新しいものが出来ています。

 

最先端な商品やAIが搭載された商品、軽量化された商品など数えきれないほどの商品が開発されています。

 

介護保険適応の福祉用具には

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

があります。

 

今回は①のレンタルで使用する内容についてです。

 

福祉用具の料金

 

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

福祉用具レンタルは負担割合によって変わりますが原則は一割負担です。

 

 

負担割合 1割

 

車椅子  5000円

特殊寝台 13000円

手すり  7000円

 

合計   合計25000円  

 

自己負担1割 2500円   介護保険給付 9割

 

 

 

福祉用具レンタルは 平成30年10月~商品ごとに全国平均価格の上限を設けています。

 

そのため、どこの福祉用具事業所でレンタルしても、大きく貸与価格が変わることはなくなりました。

 

上限がない時期は、価格が3倍以上違う事業所もありました。

 

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

専門用語で『特定福祉用具』といいます。

 

特定福祉用具は負担割合によって変わりますが年間10万円まで一割負担で購入できます。

(年間:4月~3月 購入日ではなく申請日)

 

購入できる商品は限定されています。

  1. 腰掛け便座(ポータブルトイレなど)
  2. 自動排泄処理装置の交換可能部分
  3. 入浴補助用具(お風呂の椅子、手すりなど)
  4. 簡易浴槽(工事を伴わない浴槽)
  5. 移動用リフトの吊り具(移動用リフトはレンタル)
  6. 排泄予測支援機器(令和4年~追加になります)

 

 

負担割合 1割

 

ポータブルトイレ 60000円

浴室手すり    25000円

浴室椅子     30000円

 

合計       115000円

 

自己負担  25000円    介護保険給付 90000円

(内訳)

介護保険分 10000円

介護保険外 15000円

 

 

介護保険で上限が10万円と定められているため、10万円を超えた部分に関しては全額自己負担になります。

 

 

 

 

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

別名で『住宅改修』といいます。

 

住宅改修は負担割合によって変わりますが20万円まで一割負担で工事できます。

 

特定福祉用具購入と違い、年間ではありません。

生涯で一回のみ利用可能です。 

 

ただし20万円の枠が戻る『例外』が2つあります。

 

①介護区分が3段階以上、上がった場合

(例) 要支援1 → 要介護3

※要支援2は要支援2は要介護1と同様に要介護4で3段階になります。

(例) 要介護1 → 要介護4

 

②住民票上の住所が変わった場合

住む場所が変わった場合でも、住民票上の住所に変更がなければ、再度、介護保険の住宅改修を利用して工事は出来ません。

 

手すり工事   150000円

段差解消工事  100000円

 

合計      250000円

 

 

自己負担  70000円    介護保険給付 180000円

(内訳)

介護保険分 20000円

介護保険外 50000円

 

 

 

 

◇レンタル対象の福祉用具

 

 

 

福祉用具活用例(体位変換器)

 

体位変換器とは

寝返りなどの姿勢変換を容易にするための福祉用具のことです。

体位変換器には、①動力により寝ている面全体を周期的に傾けて寝返りを促すものと、②人力で行う寝返り介助を補助する用具に分類されます

 

あまり意識することがない福祉用具かもしれません。

 

体位変換器の種類

①動力により寝ている面全体を周期的に傾けて寝返りを促すもの

 

床ずれ防止用具に近いものが多いです。

福祉用具は登録の分類があり、分類で登録する際に体位変換で登録されている商品と床ずれ防止用具で登録されている商品があります。

 

自動で体位変換をしてくれる商品になります。

 

◇商品名 ラグーナ

 

 

◇商品名 体位変換器 寝痛軽減

 

 

 

 

②人力で行う寝返り介助を補助

 

昔から使われていることがある商品、観たことある人もいるかもしれません。

 

◇商品名 ナーセントパット

 

種類も豊富にあります。

 

こんな長い感じの商品もあります。

一本で、体位保持や、寝返り補助までできる商品で便利です。

 

◇商品名 ロンボスネーククッション

 



 

色々な形状のものがある商品もあります。

 

◇商品名 ふわ・も シリーズ

 

 

体位変換器を利用することで、安楽な姿勢保持や、体位変換を容易にできます。

痛みを感じる場合や体調が優れない場合でに楽な姿勢が保持できる場合も有効に利用できます。

 

 

実際の事例を2つ紹介いたします。

参考になれば幸いです。

事例1

 

男性Aさん80代 妻と二人暮らし

 

ベッドで横になると呼吸の苦しくなるAさん、半座位で過ごすことをされていましたが、なかなか、調子があがりません。

半座位で、過ごす時に体位変換器(クッション)を利用されていたAさん。

背にクッションを入れたりされ、自分の楽な姿勢を保持されています。

 

また、それでも楽ならないときは起座位で体制を保持されて安楽に過ごしていました。

 

体位変換時にもクッションを利用したり、寝ている際の保持、座位時の保持にも利用することで自分にあった姿勢保持ができることもあるのですね~

 

体位変換の工夫で呼吸が楽になると、気持ちも穏やかになりますね。

 

 

事例2

 

女性Bさん80代 夫と二人暮らし

 

ベッドで寝がえりができないBさん、姿勢はいつも仰向けに寝ています。

身体が圧迫されて痛みがでること、床ずれの発生が心配です。

サイドレールにつかまって、姿勢を保持することはできますが、そのままの姿勢を保持するには容易ではありません。

同一姿勢で30分位過ごす場合、背に何もなければ支えるのが辛いですから~

 

その際に長いクッションを利用して姿勢保持することで体制の安定を図れます。

安楽に寝返りや体位を変更でき、スヤスヤと眠るBさんでした。

 

 

 

クッション一つで安楽な姿勢がつくれることもあります。

 

 

まとめ

いかかでしたか?

 

床ずれ防止用具だけでも、自分に合った商品を選ぶだけで状況が大きく変わる可能性があります。

 

全部は無理でも一つの変化が良い方向に進む可能性がありますので参考にしていただければ幸いです。

 

ちなみに僕は介護で大切なことは何?と聞かれたら

ずばり・・・『満点を目指さないこと』と『信頼関係』だと思っています。

 

満点を目指すと、何か新しいものを受け入れることが難しくなります。

 

介護生活は毎日様子が変わることが普通です。出来ていたことが出来なくなるのも普通に起こることです。

 

出来ないところではなくて『出来ることを観ていきましょう』

 

出来ることを観ると言っても、自分では限界があります。

 

そのため、家族や知人で信頼できる人を見つけておきましょう

 

そして信頼関係を築いておきましょう。

 

ただ『信頼関係』を築くには相手を信用する必要があります。

 

裏切られたりすることもありますが、信用してみないと何も始まりません。

 

信用して、相談してみて実行してみると『何かが変わる』

 

何かは分かりませんが、良い方向に変わる可能性が多いと思います。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

また次回お会いしましょう!

『介護保険』 福祉用具が未来を変える 床ずれ防止用具編

おはようございます。ブーちゃんです。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

 

 

介護って聞いて皆さんどんなイメージがありますか?

 

あまり良いイメージがない人が多いかもしれないですよね!!

 

ニュースでは、少子高齢化・老後2000万問題・認知症老老介護・ヤングケアラー・人手不足 などなど、世間を賑わせている話題も多いです。

 

そんな話題を耳にしていたら、心が悲鳴をあげて良いイメージが持てないのも無理はありません。

 

皆さんそうですが、介護が必要な状態になりたくてなる人はいないですし、皆さん元気でいたいと思うことが自然なことです。

 

ただ突然、介護状態になる、もしくは介護者になる人も多いのも事実です。

 

介護をされる人も、する人もちょっとの知識で気持ちの余裕が変わっていきます。

 

そんなちょっとの準備をして、自分の未来を創っていきましょう!!

 

今回は介護生活を明るくできる可能性がある『福祉用具』についてです。

 

僕は介護に一番必要なサービスは何?と聞かれると、『福祉用具』と回答します。

 

介護状態になり出来ないことが増えていく中でも、自分でできた時に自信に繋がらり元気を取り戻せる可能性が高いと考えています。

 

福祉用具の活用により、自宅生活での未来が変わると言っても過言ではないと思っています。

 

是非『福祉用具』を活用して、笑顔のある生活を取り戻してください!!

 

 

福祉用具とは

 

福祉用具は、介護を必要とする方が自分できる手助けや、介護する方の負担を軽減する目的で使用されます。

 

福祉用具は各メーカが参入していおり、年々新しいものが出来ています。

 

最先端な商品やAIが搭載された商品、軽量化された商品など数えきれないほどの商品が開発されています。

 

介護保険適応の福祉用具には

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

があります。

 

今回は①のレンタルで使用する内容についてです。

 

福祉用具の料金

 

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

福祉用具レンタルは負担割合によって変わりますが原則は一割負担です。

 

 

負担割合 1割

 

車椅子  5000円

特殊寝台 13000円

手すり  7000円

 

合計   合計25000円  

 

自己負担1割 2500円   介護保険給付 9割

 

 

 

福祉用具レンタルは 平成30年10月~商品ごとに全国平均価格の上限を設けています。

 

そのため、どこの福祉用具事業所でレンタルしても、大きく貸与価格が変わることはなくなりました。

 

上限がない時期は、価格が3倍以上違う事業所もありました。

 

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

専門用語で『特定福祉用具』といいます。

 

特定福祉用具は負担割合によって変わりますが年間10万円まで一割負担で購入できます。

(年間:4月~3月 購入日ではなく申請日)

 

購入できる商品は限定されています。

  1. 腰掛け便座(ポータブルトイレなど)
  2. 自動排泄処理装置の交換可能部分
  3. 入浴補助用具(お風呂の椅子、手すりなど)
  4. 簡易浴槽(工事を伴わない浴槽)
  5. 移動用リフトの吊り具(移動用リフトはレンタル)
  6. 排泄予測支援機器(令和4年~追加になります)

 

 

負担割合 1割

 

ポータブルトイレ 60000円

浴室手すり    25000円

浴室椅子     30000円

 

合計       115000円

 

自己負担  25000円    介護保険給付 90000円

(内訳)

介護保険分 10000円

介護保険外 15000円

 

 

介護保険で上限が10万円と定められているため、10万円を超えた部分に関しては全額自己負担になります。

 

 

 

 

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

別名で『住宅改修』といいます。

 

住宅改修は負担割合によって変わりますが20万円まで一割負担で工事できます。

 

特定福祉用具購入と違い、年間ではありません。

生涯で一回のみ利用可能です。 

 

ただし20万円の枠が戻る『例外』が2つあります。

 

①介護区分が3段階以上、上がった場合

(例) 要支援1 → 要介護3

※要支援2は要支援2は要介護1と同様に要介護4で3段階になります。

(例) 要介護1 → 要介護4

 

②住民票上の住所が変わった場合

住む場所が変わった場合でも、住民票上の住所に変更がなければ、再度、介護保険の住宅改修を利用して工事は出来ません。

 

手すり工事   150000円

段差解消工事  100000円

 

合計      250000円

 

 

自己負担  70000円    介護保険給付 180000円

(内訳)

介護保険分 20000円

介護保険外 50000円

 

 

 

 

◇レンタル対象の福祉用具

 

 

 

福祉用具活用例(床ずれ防止用具)

 

床ずれとは

床ずれ=褥瘡です

圧迫により皮膚に十分な血液が流れなくなることで発生したりします。

主な原因は、圧迫、皮膚を引っ張る、摩擦、湿気などの要因の組み合わせで発生する場合が多いです。

特に骨の部分でその傾向が強く見られます。

出来やすい部位 上位ベスト3(仰臥位の場合)

仙骨

②後頭部

③踵骨部

 

 

 

 

床ずれを防止するため床ずれ防止用具を活用してみよう

 

床ずれで重要なことは ズバリ 先に予防しておくことです。

 

床ずれが発生してしまうと、痛みが伴うことや治療にお金、時間もかかります。

 

そのため、床ずれ発生の可能性が高い(ベッドで寝ている時間が長い、食事量低下、自分で寝がえりが出来ない等)場合は先に床ずれ防止用具を利用しておくことをオススメいたします。

 

ただ、床ずれ防止用具は状態によって、残存機能を奪う可能性もありますので注意が必要です。

 

予防のためには動きやすく、沈み込みが少ないマットレスを選びましょう。

 

良く、褥瘡予防=エアマットと思っている福祉従事者もいますので注意が必要です。

 

もう一つの注意は、10年以上前の商品を過去の経験から進めてくる福祉従事者もいますので鵜呑みにしないで検討しましょう。

 

電化製品と同じで、福祉用具は商品は、研究を重ね年々良くなっています。

 

床ずれ防止の種類

 

 

〇静止型マットレス

静止型マットレスは、ウレタンフォームやゲルのような柔らかい素材で作られているのが特徴で、主に床ずれの予防のために用いられます。

ソフトな感触で身体を包み込むように広い面で支え、体圧がかかる部位を適度に分散させることができます。自力での寝返りや体位変換が可能な方の予防的な利用に適しているため、すでに床ずれが発生している方には不向きです。

 

 

 

〇圧力切替型エアマットレス

 

圧力切替型マットレスは、エアマットと呼ばれ、エアセルという空気が入った筒状のパッドで構成されています。

電動のエアポンプによって空気を送り込み、エアセルを膨張・収縮させることによって体圧がかかる部分を変えることができます。

静止型マットレスより体位分散効果が高く、自分で寝返りが打てない方や、すでに床ずれが発生している方にも有効です。

 

〇エアマットレスの中には、ベッドとの連動機能(起き上がりの機能に合わせて、空気圧を変更)がある商品もあります。

 

〇自動体位変換機能がついたエアマットレスもあります。

 

体位変換は基本的に2~3時間程度で行うように勧められています。

自宅で介護者が2~3時間毎に体位変換するのは、現実的には難しいと思います。

その際に自動体位変換機能がついたエアマットレスを利用を検討することも必要です。

 

 

 







 

 

 

実際の事例を2つ紹介いたします。

参考になれば幸いです。

事例1

 

男性Aさん80代 妻と二人暮らし

 

ベッド上で生活されてるAさん、横向きに寝ることが多いです。

 

寝返りは自分で可能であり、手引き歩行が可能な感じでした。

ただ、食事量が少なく痩せておりました。

 

特殊寝台付属品のマットレスを利用されていましたが、横向きの姿勢が多いため、耳と踵に床ずれが発生。

 

痛みも伴っています。

 

褥瘡の予防と動きやすさ、低体重で利用できるような商品を利用。

 

治療とマットレスの利用により床ずれも良くなり生活されていました。

 

その際、利用していた商品は、タイカのアルファプラF

 

レンタルだと一割負担で800円位だったと思います。

 

詳細は下記参照

 

αPLA アルファプラ|アルファプラ F

 

 

 

 

 

 

 

事例2

 

女性Bさん80代 夫と二人暮らし

 

自宅のベッドから動くことが難しいBさん、介助は夫がされています。

食事、排泄等の介助をされる中、床ずれも心配な夫、エアマットレスを試してみることになりました。

 

エアマットレス体位変換がどんな感じなのか、夫が自分で寝てみてどんな動きをするのかを確認。

 

眠りを妨げることも少ないと思った夫、レンタルで利用してみて安心された様子でした。

 

その際利用した商品は、ケープのラグーナという商品です。

 

レンタルだと一割負担で月額1000円位です。

 

詳細は下記参照で!!

 

スモールチェンジ ラグーナ | CAPE:床ずれ防止用具の専門メーカー、株式会社ケープ

 

 

 

 

まとめ

いかかでしたか?

 

床ずれ防止用具だけでも、自分に合った商品を選ぶだけで状況が大きく変わる可能性があります。

 

全部は無理でも一つの変化が良い方向に進む可能性がありますので参考にしていただければ幸いです。

 

ちなみに僕は介護で大切なことは何?と聞かれたら

ずばり・・・『満点を目指さないこと』と『信頼関係』だと思っています。

 

満点を目指すと、何か新しいものを受け入れることが難しくなります。

 

介護生活は毎日様子が変わることが普通です。出来ていたことが出来なくなるのも普通に起こることです。

 

出来ないところではなくて『出来ることを観ていきましょう』

 

出来ることを観ると言っても、自分では限界があります。

 

そのため、家族や知人で信頼できる人を見つけておきましょう

 

そして信頼関係を築いておきましょう。

 

ただ『信頼関係』を築くには相手を信用する必要があります。

 

裏切られたりすることもありますが、信用してみないと何も始まりません。

 

信用して、相談してみて実行してみると『何かが変わる』

 

何かは分かりませんが、良い方向に変わる可能性が多いと思います。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

また次回お会いしましょう!

『介護保険』 福祉用具が未来を変える 特殊寝台付属品編

おはようございます。ブーちゃんです。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

 

 

介護って聞いて皆さんどんなイメージがありますか?

 

あまり良いイメージがない人が多いかもしれないですよね!!

 

ニュースでは、少子高齢化・老後2000万問題・認知症老老介護・ヤングケアラー・人手不足 などなど、世間を賑わせている話題も多いです。

 

そんな話題を耳にしていたら、心が悲鳴をあげて良いイメージが持てないのも無理はありません。

 

皆さんそうですが、介護が必要な状態になりたくてなる人はいないですし、皆さん元気でいたいと思うことが自然なことです。

 

ただ突然、介護状態になる、もしくは介護者になる人も多いのも事実です。

 

介護をされる人も、する人もちょっとの知識で気持ちの余裕が変わっていきます。

 

そんなちょっとの準備をして、自分の未来を創っていきましょう!!

 

今回は介護生活を明るくできる可能性がある『福祉用具』についてです。

 

僕は介護に一番必要なサービスは何?と聞かれると、『福祉用具』と回答します。

 

介護状態になり出来ないことが増えていく中でも、自分でできた時に自信に繋がらり元気を取り戻せる可能性が高いと考えています。

 

福祉用具の活用により、自宅生活での未来が変わると言っても過言ではないと思っています。

 

是非『福祉用具』を活用して、笑顔のある生活を取り戻してください!!

 

 

福祉用具とは

 

福祉用具は、介護を必要とする方が自分できる手助けや、介護する方の負担を軽減する目的で使用されます。

 

福祉用具は各メーカが参入していおり、年々新しいものが出来ています。

 

最先端な商品やAIが搭載された商品、軽量化された商品など数えきれないほどの商品が開発されています。

 

介護保険適応の福祉用具には

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

があります。

 

今回は①のレンタルで使用する内容についてです。

 

福祉用具の料金

 

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

福祉用具レンタルは負担割合によって変わりますが原則は一割負担です。

 

 

負担割合 1割

 

車椅子  5000円

特殊寝台 13000円

手すり  7000円

 

合計   合計25000円  

 

自己負担1割 2500円   介護保険給付 9割

 

 

 

福祉用具レンタルは 平成30年10月~商品ごとに全国平均価格の上限を設けています。

 

そのため、どこの福祉用具事業所でレンタルしても、大きく貸与価格が変わることはなくなりました。

 

上限がない時期は、価格が3倍以上違う事業所もありました。

 

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

専門用語で『特定福祉用具』といいます。

 

特定福祉用具は負担割合によって変わりますが年間10万円まで一割負担で購入できます。

(年間:4月~3月 購入日ではなく申請日)

 

購入できる商品は限定されています。

  1. 腰掛け便座(ポータブルトイレなど)
  2. 自動排泄処理装置の交換可能部分
  3. 入浴補助用具(お風呂の椅子、手すりなど)
  4. 簡易浴槽(工事を伴わない浴槽)
  5. 移動用リフトの吊り具(移動用リフトはレンタル)
  6. 排泄予測支援機器(令和4年~追加になります)

 

 

負担割合 1割

 

ポータブルトイレ 60000円

浴室手すり    25000円

浴室椅子     30000円

 

合計       115000円

 

自己負担  25000円    介護保険給付 90000円

(内訳)

介護保険分 10000円

介護保険外 15000円

 

 

介護保険で上限が10万円と定められているため、10万円を超えた部分に関しては全額自己負担になります。

 

 

 

 

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

別名で『住宅改修』といいます。

 

住宅改修は負担割合によって変わりますが20万円まで一割負担で工事できます。

 

特定福祉用具購入と違い、年間ではありません。

生涯で一回のみ利用可能です。 

 

ただし20万円の枠が戻る『例外』が2つあります。

 

①介護区分が3段階以上、上がった場合

(例) 要支援1 → 要介護3

※要支援2は要支援2は要介護1と同様に要介護4で3段階になります。

(例) 要介護1 → 要介護4

 

②住民票上の住所が変わった場合

住む場所が変わった場合でも、住民票上の住所に変更がなければ、再度、介護保険の住宅改修を利用して工事は出来ません。

 

手すり工事   150000円

段差解消工事  100000円

 

合計      250000円

 

 

自己負担  70000円    介護保険給付 180000円

(内訳)

介護保険分 20000円

介護保険外 50000円

 

 

 

 

◇レンタル対象の福祉用具

 

 

 

福祉用具活用例(特殊寝台付属品)

特殊寝台付属品とは

 

特殊寝台付属品は、一般的には『介護ベッドの付属品する商品の総称』です。

サイドレール・マットレス・手すり・テーブルなどがあります。

 

特殊寝台を利用(レンタルでも、自己所有でもOK)していないと介護保険を利用して借りることはできません。

 

サイドレール

 

ベッドから転落の防止や寝具が落ちないように設ける柵です。

 

 

ベッドのオプション穴に取り付けて設置します。

サイズに種類があり、長さ、高さの違うのもの等あります。

 

メーカーが違うサイドレールは原則は利用できません。

サイドレールの受けの部分の形状が違うためです。

 

上記のような、サイドレールに就けるカバーがあります。

 

認知症等により、柵でケガをされたりする危険性があるなど転落とケガ両方の必要性がある場合に利用します。

 

 

 

テーブル

 

食事や趣味活動等でベッド周りで利用することができるテーブルです。

種類も豊富にあるため、自分に合ったタイプを選んでいきましょう。

 

 

〇サイドテーブル

 

ベッドの下に入れて利用することがいいです。

ベッド上で身体を起こして利用します。

キャスターがついているタイプが多いため、ベッド周りでは利用しやすいです。

 

 

 



 

 

〇リハビリテーブル

 

両方にフレームがありため、ベッドの下に入れることはできませんが安定感があります。

ベッドに座って利用するテーブルです。

 

〇オーバーテーブル

 

ベッドの柵を支えにして設置するテーブルです。

軽量ですが、設置が自分では難しいことがおおです。

 

 

 

 

〇オーバーベッドテーブル

 

病院等でも良く利用されていることが多いテーブルです。

ベッドを覆うように利用できるタイプです。

介助バー

介助バー

起き上がりや立ち上がり、車椅子への移乗動作の補助を目的とした、ベッドに取り付けられる手すりです。

 

ベッドに設置できる手すりなので体重をかけても安心できます。

手すりの部分がスイングできるタイプが多いです。

そのことにより、立ち上がるをサポートしてくれます。

 

似ているもので『サイドレール』があります。 サイドレールは身体、寝具の転落の防止のために利用する商品であるため、手すりとしての利用は適していません。

 

 

移乗用ボード

お尻の下にボードを差し込み、すべるように移乗 座位姿勢のまま移乗。

本人・介護者の負担を軽減しながら、車椅子等に移動するものです。

 

使用するのに、少し難しく感じることがあるため練習が必要かもしれません。

最初からスムーズに使用できる人は多ないです。

 

 

 

移乗ベルト

ご利用者・介助者の腰に巻くことで、ベッドから車いすなどへの移乗動作を補助して、介助者の負担を軽減します。

 

持ちてが出来ることで、介助がスムーズにできる可能性が高いです。

歩行時に利用することもできます。

 

ベッドの上に敷いて使用するもので、一般的には、体の沈み込みによる寝返りや起き上がりのしにくさを避けるため、弾性を硬めにした製品が多くなります。

マットレスの素材は様々なものがあり、厚みや硬さも製品によって様々です

 

種類が豊富にあるため、自分にあったマットレスを選ぶといいですね。

レンタル商品は、寝心地を確かめながら利用できると思います。

 

 

 

実際の事例を2つ紹介いたします。

参考になれば幸いです。

事例1

 

男性Aさん70代 妻と二人暮らし

 

男性Aさんは車椅子で生活されてます。

車椅子の移乗は妻が介助されています。

 

妻に負担をかけたくないAさん、なんとか自分で車椅子に移動できないか模索中。

 

介助バーや捕まるところを増やしても、車椅子に移乗することが難しいAさん。

 

『移乗用ボード』を利用してみることになりました。

 

移乗ボードを利用してみたが、活用が上手にできません。

 

移乗用ボードは滑る感じと背の支えがないため恐怖を感じることが多いです。

 

そのため、練習を兼ねて訪問リハビリを利用。

 

リハビリを頑張ったAさん。

 

3か月後には、ボードを上手に活用できるようになり、

自分で車椅子⇒ベッド⇒車椅子と移乗ボードを利用できるようになりました。

 

活用が上手になったAさん、ベッドだけではなく、リビングのソファーやトイレにも自分で移乗できるのではないかと模索中です。

 

すぐに使えるものばかりではなく、練習が必要な商品もあります。

使えるようになると、活動範囲が広がり応用が利くようになります。

自分で試してみて、福祉用具を活用してみましょう。

 

 

事例2

 

女性Bさん80代 息子Bと二人暮らし。

 

Aさんは主はベッド上で一日の大半がベッドで過ごします。

電動ベッドの付属品として、サイドレール・介助バーを利用されておりました。

ベッドでいつも寝ているAさん、暇があれば寝て過ごしています。

息子Bさんも、少しは寝ていないで何か違うことをして欲しいと思って伝えますが『ベッドから動けないから特にすることが無い』と返答される日々です。

 

息子Bとしてもベッド上で、できることがないかを模索していたところ、母の趣味はパズルだと思い出しました。

 

息子Bは、サイドテーブルをレンタルし、プレゼントとしてディズニーのパズルを母にプレゼントしました。

 

数日経過しても、母Aは自分で手を動かすことはしません。

 

息子Bは、一緒にパズルをやってみることにしてみました。

 

最初は面倒そうな母Aでしたが、パズルを作ってみると楽しくなり積極的にやるようになりました。

 

その後は自らパズルを買ってきてもらうように息子Bにお願いし趣味活動ができるようなりました。

 

テーブルは食事のみで利用されている人が多いのが事実です。

 

趣味の活動ができるようになったら、一日の中で楽しみを持つことが出来ます。

する前は面倒で仕方ないですが、やっていくうちに楽しくなることもあります。

テーブルを有効活用してみましょう。

 

 

 

まとめ

いかかでしたか?

 

特殊寝台だけでも、自分に合った商品を選ぶだけで状況が大きく変わる可能性があります。

 

全部は無理でも一つの変化が良い方向に進む可能性がありますので参考にしていただければ幸いです。

 

ちなみに僕は介護で大切なことは何?と聞かれたら

ずばり・・・『満点を目指さないこと』と『信頼関係』だと思っています。

 

満点を目指すと、何か新しいものを受け入れることが難しくなります。

 

介護生活は毎日様子が変わることが普通です。出来ていたことが出来なくなるのも普通に起こることです。

 

出来ないところではなくて『出来ることを観ていきましょう』

 

出来ることを観ると言っても、自分では限界があります。

 

そのため、家族や知人で信頼できる人を見つけておきましょう

 

そして信頼関係を築いておきましょう。

 

ただ『信頼関係』を築くには相手を信用する必要があります。

 

裏切られたりすることもありますが、信用してみないと何も始まりません。

 

信用して、相談してみて実行してみると『何かが変わる』

 

何かは分かりませんが、良い方向に変わる可能性が多いと思います。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

また次回お会いしましょう!

『介護保険』 福祉用具が未来を変える 特殊寝台編!!

おはようございます。ブーちゃんです。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

 

 

介護って聞いて皆さんどんなイメージがありますか?

 

あまり良いイメージがない人が多いかもしれないですよね!!

 

ニュースでは、少子高齢化・老後2000万問題・認知症老老介護・ヤングケアラー・人手不足 などなど、世間を賑わせている話題も多いです。

 

そんな話題を耳にしていたら、心が悲鳴をあげて良いイメージが持てないのも無理はありません。

 

皆さんそうですが、介護が必要な状態になりたくてなる人はいないですし、皆さん元気でいたいと思うことが自然なことです。

 

ただ突然、介護状態になる、もしくは介護者になる人も多いのも事実です。

 

介護をされる人も、する人もちょっとの知識で気持ちの余裕が変わっていきます。

 

そんなちょっとの準備をして、自分の未来を創っていきましょう!!

 

今回は介護生活を明るくできる可能性がある『福祉用具』についてです。

 

僕は介護に一番必要なサービスは何?と聞かれると、『福祉用具』と回答します。

 

介護状態になり出来ないことが増えていく中でも、自分でできた時に自信に繋がらり元気を取り戻せる可能性が高いと考えています。

 

福祉用具の活用により、自宅生活での未来が変わると言っても過言ではないと思っています。

 

是非『福祉用具』を活用して、笑顔のある生活を取り戻してください!!

 

 

福祉用具とは

 

福祉用具は、介護を必要とする方が自分できる手助けや、介護する方の負担を軽減する目的で使用されます。

 

福祉用具は各メーカが参入していおり、年々新しいものが出来ています。

 

最先端な商品やAIが搭載された商品、軽量化された商品など数えきれないほどの商品が開発されています。

 

介護保険適応の福祉用具には

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

があります。

 

今回は①のレンタルで使用する内容についてです。

 

福祉用具の料金

 

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

福祉用具レンタルは負担割合によって変わりますが原則は一割負担です。

 

 

負担割合 1割

 

車椅子  5000円

特殊寝台 13000円

手すり  7000円

 

合計   合計25000円  

 

自己負担1割 2500円   介護保険給付 9割

 

 

 

福祉用具レンタルは 平成30年10月~商品ごとに全国平均価格の上限を設けています。

 

そのため、どこの福祉用具事業所でレンタルしても、大きく貸与価格が変わることはなくなりました。

 

上限がない時期は、価格が3倍以上違う事業所もありました。

 

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

専門用語で『特定福祉用具』といいます。

 

特定福祉用具は負担割合によって変わりますが年間10万円まで一割負担で購入できます。

(年間:4月~3月 購入日ではなく申請日)

 

購入できる商品は限定されています。

  1. 腰掛け便座(ポータブルトイレなど)
  2. 自動排泄処理装置の交換可能部分
  3. 入浴補助用具(お風呂の椅子、手すりなど)
  4. 簡易浴槽(工事を伴わない浴槽)
  5. 移動用リフトの吊り具(移動用リフトはレンタル)
  6. 排泄予測支援機器(令和4年~追加になります)

 

 

負担割合 1割

 

ポータブルトイレ 60000円

浴室手すり    25000円

浴室椅子     30000円

 

合計       115000円

 

自己負担  25000円    介護保険給付 90000円

(内訳)

介護保険分 10000円

介護保険外 15000円

 

 

介護保険で上限が10万円と定められているため、10万円を超えた部分に関しては全額自己負担になります。

 

 

 

 

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

別名で『住宅改修』といいます。

 

住宅改修は負担割合によって変わりますが20万円まで一割負担で工事できます。

 

特定福祉用具購入と違い、年間ではありません。

生涯で一回のみ利用可能です。 

 

ただし20万円の枠が戻る『例外』が2つあります。

 

①介護区分が3段階以上、上がった場合

(例) 要支援1 → 要介護3

※要支援2は要支援2は要介護1と同様に要介護4で3段階になります。

(例) 要介護1 → 要介護4

 

②住民票上の住所が変わった場合

住む場所が変わった場合でも、住民票上の住所に変更がなければ、再度、介護保険の住宅改修を利用して工事は出来ません。

 

手すり工事   150000円

段差解消工事  100000円

 

合計      250000円

 

 

自己負担  70000円    介護保険給付 180000円

(内訳)

介護保険分 20000円

介護保険外 50000円

 

 

 

 

◇レンタル対象の福祉用具

 

 

 

福祉用具活用例(特殊寝台)

 

特殊寝台は、一般的には『介護ベッド』または『電動ベッド』と言われます。特殊寝台は、背部または脚部の傾斜角度が調整できる機能や、床板の高さが無段階に調整できる機能を持ったものです。

 

自分にあったモーター数を選ぼう

 

特殊寝台は大きく分けて、1M、2M、3Mがあります。(Mはモーターです)

1Mは背上げ

2Mは背上げ+高さ調整(背上げ、膝上げの連動ができます)

3Mは背上げ+高さ調整+膝上げ

 

〇背上げは一般的に起き上がり動作です。

0°~70°前後まで角度がつけれるタイプが多いです。

 

〇高さ調整

低床10~65cm位までが多いです。

低床は転落した際の衝撃の軽減に役立ちます。

 

〇膝上げ機能

0°~35°位が多いです。

脚上げ機能は、身体のズレを予防する、足のむくみを軽減するなどの効果が得られます。

 

最新のベッドを観てみよう

 

最近では3Mでは収まらず多機能ベッドも増えてきています(在宅向け)

 

パラマウントベッド 楽匠シリーズ

 

〇ベッド全体が傾き立ち上がりや食事をサポート

スマホとの連動機能

 

詳細は下記のリンク

https://www.paramount.co.jp/rakusyou_plus

 

パナソニック リショーネプラス

 

〇ベッドが半分に分離して、半分が車椅子になる。

 

詳細は下記のリンク

https://sumai.panasonic.jp/agefree/pickup/resyoneplus.html

 

フランスベッド 離床支援 マルチポジションベッド

 

 

〇立ち上がりを補助してくれる

 

詳細は下記のリンク

https://medical.francebed.co.jp/brand_site/multi_position/

 

などなど、各メーカーで豊富なラインナップがあります。

 

他のメーカーでもありますので紹介すると多くなりすぎるため、一部のみにしますね

 

特殊寝台の選び方のポイント

 

ポイント①

特殊寝台の大きさ

 

特殊寝台は、通常のベッドと異なりかなりのスペースを占めるため、寝室にどのように収めるかが最初の問題となります。特殊寝台は、いくつかのメーカーからたくさんの種類の製品が出ていますが、寸法に大きな差はないため、製品の選択によって解決する問題ではありません。介護者が、食事介助や体位変換車いすへの移乗など、ベッドサイドのスペースが確保できるかを確認してください。

 

 

ポイント②

体格(身長等)に合わせてサイズ選びをしましょう

 

ベッドの幅や長さはご本人の体格に合わせて選びます。一般的に幅が狭いほど介護がしやすくなりますが、ご本人が狭苦しく感じないように気を付けましょう。

 

小柄な方はミニサイズがあります。

 

大柄の方はロングサイズやベッド幅が大きい商品があります。

 

 

 

実際の事例を2つ紹介いたします。

参考になれば幸いです。

事例1

男性Aさん80代 妻Bと2人暮らし 車椅子利用

 

自分の木製のベッドを利用していたAさん、起き上がりは出来ますが、ベッドと車椅子の高低差があり車椅子へ移乗は自分ではできません。

 

移乗の際は妻Bを呼んで手伝ってもらっていました。

 

毎回、移乗する際は中腰になる妻B、腰が痛くなり移乗が大変になってきました。

 

自分の腰がダメになったら、夫Aを自宅で介護することが出来なくなると思った妻B、初めて介護の相談を試みました。

 

相談で特殊寝台のことを知った妻、特殊寝台を導入。

 

特殊寝台を導入して、電動機能の起き上がりと昇降機能を利用できるようになり、自分でリモコンを操作して車椅子へ移乗できるようになりました。

 

自分で移乗しやすい高さにすることで夫Aさんが自分で移乗が可能となり、妻の負担を軽減できたことで精神的に安定してきました。

 

一つの福祉用具の身体的、精神的な負担も軽減できるようになる可能性がある事例です。

 

事例2

 

女性Bさん80代 一人くらい 

 

自分のベッドを利用されていたAさん、起き上がりと立ち上がりが大変になってきました。

 

自宅で生活を継続したいが、ベッドから起きるのが大変になってきているため、家族に自分の状況を説明。

 

家族が特殊寝台の存在をAに説明し利用してみることに。

 

最初は抵抗があった特殊寝台でしたが、徐々に慣れ自分でリモコンを操作し起き上がり、立ち上がりができるようになってきました。

 

不安が軽減され自宅で生活を継続していこうと思うAさんでした。

 

時間は様々ですが、ベッドを利用することは毎日あります。

 

その時間が憂鬱になってしまうと生活に不安を抱えながら過ごすことになります。

 

福祉用具の導入で生活に安心感が戻る可能性がありますね。

まとめ

いかかでしたか?

 

特殊寝台だけでも、自分に合った商品を選ぶだけで状況が大きく変わる可能性があります。

 

全部は無理でも一つの変化が良い方向に進む可能性がありますので参考にしていただければ幸いです。

 

ちなみに僕は介護で大切なことは何?と聞かれたら

ずばり・・・『満点を目指さないこと』と『信頼関係』だと思っています。

 

満点を目指すと、何か新しいものを受け入れることが難しくなります。

 

介護生活は毎日様子が変わることが普通です。出来ていたことが出来なくなるのも普通に起こることです。

 

出来ないところではなくて『出来ることを観ていきましょう』

 

出来ることを観ると言っても、自分では限界があります。

 

そのため、家族や知人で信頼できる人を見つけておきましょう

 

そして信頼関係を築いておきましょう。

 

ただ『信頼関係』を築くには相手を信用する必要があります。

 

裏切られたりすることもありますが、信用してみないと何も始まりません。

 

信用して、相談してみて実行してみると『何かが変わる』

 

何かは分かりませんが、良い方向に変わる可能性が多いと思います。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

また次回お会いしましょう!

『介護保険』 福祉用具が未来を変える 車椅子付属品編!!

おはようございます。ブーちゃんです。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

 

 

介護って聞いて皆さんどんなイメージがありますか?

 

あまり良いイメージがない人が多いかもしれないですよね!!

 

ニュースでは、少子高齢化・老後2000万問題・認知症老老介護・ヤングケアラー・人手不足 などなど、世間を賑わせている話題も多いです。

 

そんな話題を耳にしていたら、心が悲鳴をあげて良いイメージが持てないのも無理はありません。

 

皆さんそうですが、介護が必要な状態になりたくてなる人はいないですし、皆さん元気でいたいと思うことが自然なことです。

 

ただ突然、介護状態になる、もしくは介護者になる人も多いのも事実です。

 

介護をされる人も、する人もちょっとの知識で気持ちの余裕が変わっていきます。

 

そんなちょっとの準備をして、自分の未来を創っていきましょう!!

 

今回は介護生活を明るくできる可能性がある『福祉用具』についてです。

 

僕は介護に一番必要なサービスは何?と聞かれると、『福祉用具』と回答します。

 

介護状態になり出来ないことが増えていく中でも、自分でできた時に自信に繋がらり元気を取り戻せる可能性が高いと考えています。

 

福祉用具の活用により、自宅生活での未来が変わると言っても過言ではないと思っています。

 

是非『福祉用具』を活用して、笑顔のある生活を取り戻してください!!

 

 

福祉用具とは

 

福祉用具は、介護を必要とする方が自分できる手助けや、介護する方の負担を軽減する目的で使用されます。

 

福祉用具は各メーカが参入していおり、年々新しいものが出来ています。

 

最先端な商品やAIが搭載された商品、軽量化された商品など数えきれないほどの商品が開発されています。

 

介護保険適応の福祉用具には

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

があります。

 

今回は①のレンタルで使用する内容についてです。

 

福祉用具の料金

 

①レンタルで使用する(ベッドや手すり、車いすなど)

福祉用具レンタルは負担割合によって変わりますが原則は一割負担です。

 

 

負担割合 1割

 

車椅子  5000円

特殊寝台 13000円

手すり  7000円

 

合計   合計25000円  

 

自己負担1割 2500円   介護保険給付 9割

 

 

 

福祉用具レンタルは 平成30年10月~商品ごとに全国平均価格の上限を設けています。

 

そのため、どこの福祉用具事業所でレンタルしても、大きく貸与価格が変わることはなくなりました。

 

上限がない時期は、価格が3倍以上違う事業所もありました。

 

②購入して使用する(ポータブルトイレ・浴室の椅子など)

専門用語で『特定福祉用具』といいます。

 

特定福祉用具は負担割合によって変わりますが年間10万円まで一割負担で購入できます。

(年間:4月~3月 購入日ではなく申請日)

 

購入できる商品は限定されています。

  1. 腰掛け便座(ポータブルトイレなど)
  2. 自動排泄処理装置の交換可能部分
  3. 入浴補助用具(お風呂の椅子、手すりなど)
  4. 簡易浴槽(工事を伴わない浴槽)
  5. 移動用リフトの吊り具(移動用リフトはレンタル)
  6. 排泄予測支援機器(令和4年~追加になります)

 

 

負担割合 1割

 

ポータブルトイレ 60000円

浴室手すり    25000円

浴室椅子     30000円

 

合計       115000円

 

自己負担  25000円    介護保険給付 90000円

(内訳)

介護保険分 10000円

介護保険外 15000円

 

 

介護保険で上限が10万円と定められているため、10万円を超えた部分に関しては全額自己負担になります。

 

 

 

 

③自宅を改修する(手すり、段差解消など)

別名で『住宅改修』といいます。

 

住宅改修は負担割合によって変わりますが20万円まで一割負担で工事できます。

 

特定福祉用具購入と違い、年間ではありません。

生涯で一回のみ利用可能です。 

 

ただし20万円の枠が戻る『例外』が2つあります。

 

①介護区分が3段階以上、上がった場合

(例) 要支援1 → 要介護3

※要支援2は要支援2は要介護1と同様に要介護4で3段階になります。

(例) 要介護1 → 要介護4

 

②住民票上の住所が変わった場合

住む場所が変わった場合でも、住民票上の住所に変更がなければ、再度、介護保険の住宅改修を利用して工事は出来ません。

 

手すり工事   150000円

段差解消工事  100000円

 

合計      250000円

 

 

自己負担  70000円    介護保険給付 180000円

(内訳)

介護保険分 20000円

介護保険外 50000円

 

 

 

 

◇レンタル対象の福祉用具

 

 

 

福祉用具活用例(車椅子付属品)

 

車椅子付属品には豊富な種類があります。

 

代表例のみご紹介です

知識をつけてケアマネージャーや福祉用具専門相談員の方と話をすることで、自分の身体に合った商品を見つけることができると思います。

 

車椅子クッション

車いすのクッションを使用する目的は、座圧の分散、姿勢保持などです。車いす上で長時間過ごせるかどうかのポイントは、このクッションが体に合っているか、安楽に過ごせるかどうかで決まります。

 

素材、形状もさまざまなものがあります。ウレタンフォーム製、ゲル、圧の調整可能なエアー、本人の臀部の形に合わせて形状を調整できるものなどがあります。

 

 

 

 

皆さんそうですが、長時間椅子に座るとお尻が痛くなりますよね?

お尻が痛くなると、体制を自分で変えて痛みの調整をすると思います。

 

麻痺がある方や、自分で体制を変更できない方は痛みがあることを感じないことがあります。感じたとしても、体制を変更できないこともあります。

 

チャレンジ!!

一度、硬い座面に動かないで座ち続けてみて下さい。

数分で体制を変えることを無意識にすると思います。

 

〇ポイント

 

①車椅子クッションを利用すると、床から座面の高さが変化します。

高さが変わることで、車椅子の奥まで座れず座位が安定しなくなります。

 

②クッションの種類は豊富にありますので、座り心地を試していきながら自分が座りやすい商品を選びましょう。

 

車椅子ブレーキ

 

車いすのブレーキは、車いすと一体になっているものがほとんどですが、片麻痺などで普通のブレーキに手が届かない場合には延長レバー付きのブレーキ、逆転防止用のブレーキなどを使用することもできます。自走用も介助用も後輪を押さえつけるように固定します。

 

 

 

〇ポイント

 

①延長ブレーキを使用する際、ブレーキをかけた時に『ひじ掛けの高さを超えない』ように注意しましょう。

ひじ掛けの高さを超えてしまうと、乗車時に肘を置くブレーキが解除されたり、肘に圧迫がかかりケガの原因になります。

 

テーブル

車いす付属品のテーブルとは、ちょっとした物を置くことができ、飲食の際にも使用することができるものです。

アームレストの上に取り付け、取り外しができるタイプです。

 

 



〇ポイント

 

①車椅子用のテーブルは飲食時や趣味活動等に便利な商品です。

ただし、テーブルがあることで行動を抑制してしまうことがありますので、自分で脱着できない人に対しては注意が必要です。

 

 

 

乗車時に頭部を支えるための商品です。

長時間乗車や頭部を支えることが難しい人に適しています。

 

 

 

 

〇ポイント

 

ヘッドレストを利用することで乗車時の介助がやりにくくなります。

また、重量が増加するため介助者の事もヒアリングしながら設置することが望ましいです。

 

実際の事例を2つ紹介いたします。

参考になれば幸いです。

事例1

 

男性Aさん80代 脳梗塞による右上下肢麻痺

 

上下肢麻痺があり室内でも車椅子を利用しているAさん、左側のブレーキをかけることが出来ません。

 

左側は手が届くためにレバーを使用して、ブレーキを掛けます。

 

右側は手が届かずに、人にお願いしてブレーキをかけてもらっていました。

 

人にお願いすることに煩わしさを感じているAさん、そのうち左側のブレーキを掛けないで生活することになりました。

 

ブレーキを掛けないAさん、ベッドに移乗する時に車椅子が動いてしまい転落してしまいます。

 

ブレーキをかける能力はあるのに物理的な問題で起きてしまった事故。

 

自分でブレーキをかけることができるため、延長棒を利用することになりました。

 

延長棒を利用したことで、両側のブレーキを自分で出来るようになったAさん転落した痛みを忘れないでブレーキのかけ忘れなく生活されていました。

 

 

事例2

 

女性Aさん80代 

 

車椅子を利用しているAさん、お尻の痛みがあり落ち着かない様子です。

 

毎回体制を整えますが、臀部の痛みが強くすぐにベッドに戻りたくなります。

 

車椅子の乗車しながら、会話やTVを観ている時間を楽しみたいですが圧迫されていることで落ち着きがありません。

 

車椅子には、家族が購入してくれたウレタン型の円座を使っていましたが、あまり効果は得られませんでした。

 

そこで、車椅子付属品の利用を検討。

 

レンタル商品のクッションをお試しで利用してみることに・・・

 

3点ほど試しながら自分に合うクッションを見つけられたAさん、痛みが無くなったわけではありませんがお尻に意識が向くことが少なくなり乗車時間で楽しみをい持てるようになりました。

 

自分に身体に合ったクッションを利用することで気持ちも変わる可能性がある事例です。

 

 

 

まとめ

いかかでしたか?

 

車椅子のクッションだけでも、自分に合った商品を選ぶだけで状況が大きく変わる可能性があります。

 

全部は無理でも一つの変化が良い方向に進む可能性がありますので参考にしていただければ幸いです。

 

ちなみに僕は介護で大切なことは何?と聞かれたら

ずばり・・・『満点を目指さないこと』と『信頼関係』だと思っています。

 

満点を目指すと、何か新しいものを受け入れることが難しくなります。

 

介護生活は毎日様子が変わることが普通です。出来ていたことが出来なくなるのも普通に起こることです。

 

出来ないところではなくて『出来ることを観ていきましょう』

 

出来ることを観ると言っても、自分では限界があります。

 

そのため、家族や知人で信頼できる人を見つけておきましょう

 

そして信頼関係を築いておきましょう。

 

ただ『信頼関係』を築くには相手を信用する必要があります。

 

裏切られたりすることもありますが、信用してみないと何も始まりません。

 

信用して、相談してみて実行してみると『何かが変わる』

 

何かは分かりませんが、良い方向に変わる可能性が多いと思います。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

また次回お会いしましょう!